筆者は、これまでPTA、学校、市P連に対して、次のようなコミュニケーションを取ってきました(今回の個人情報「利用停止」請求手続きにおいても、情報公開課および学校教育課に対しても説明)
- 2017年5月:2017年度PTA総会へのPTA活動の適正化議案 の提出(⇒結果:前々PTA会長が「議長」として、本件議案を継続議論ではなく、その場で決議し否決)
- 2019年2月:PTA本部に対して、個人情報保護法対応を真剣に行うべきことを提案し、参考資料 を提示
- 2019年3月:相模原市学校教育課に対し、学校現場における相模原市個人情報保護条例に基づく個人情報取扱の徹底を要請(⇒結果:「周知します」との回答)
- 2019年3月:市P連(相模原市立小中学校PTA連絡協議会)/会長及び副会長、学校長、副校長、PTA会長と、個人情報保護法対応とPTA適正化について議論
- 市P連/会長及び副会長コメント:「個人情報保護法は、違反行為に対して刑事罰が無く不法行為認定だけなこともあり、参考資料 ほどの対応は必要無い。PTA規約に、『個人情報保護法に則して対応します』という文言さえ入れておけば良い」(⇒結果:2019/5のPTA総会にてPTA規約に「本会が個人情報を取り扱うにあたっては、その利用目的をできる限り明確にするとともに、利用目的の範囲を超えて個人情報を取り扱わない」の条文追加のみで、「入会届」は整備せず)
- 学校長(当時、3月末で退任)コメント:新年度初めに、PTAへの個人情報提供につき、各家庭から同意を取る(⇒結果「同意を取らず」)
- 2019年4月:新学校長及びPTA本部に対して、「学校とPTA間における不適切な個人情報取扱」および「適法ではない『PTAカード』」の改善を要請(⇒ 結果:ノーリアクション)
- 2019年4月:個人情報保護委員会に対し「A小学校の個人情報保護法違反」について通報
- 2019年4月:相模原市情報公開課にて「A小学校から同小PTAへの個人情報の横流し」に対する個人情報「利用停止」請求を実施
- 2019年5月:2019年度PTA総会に対し「PTA活動の適正化」議案を提出。事前に、学校長、副校長、PTA会長と打ち合わせ。学校長/副校長宛に文部科学省総合教育政策局地域学習推進課「平成30年度PTA活動実践事例集/PTA活動における個人情報の適切な取扱いについて」(7p版)も提出(⇒結果:継続議論とすることをPTA総会*1にて確認)
- 2019年5月:相模原市教育委員会が「A小学校から同小PTAへの個人情報の横流し」に対する個人情報「利用停止」を決定
- 2019年5月:個人情報保護委員会に対し、「相模原市による個人情報『利用停止』決定および同決定により『A小PTAが不正取得に基づく個人情報を活動に利用していた』ことが裏付けられた」旨を追報